下水道のしくみ

家庭や事務所から出た汚水は、地下に埋設されている下水道管を通って浄化センターに流れていきます。

浄化センターに流された汚水は沈砂池に入り、汚水に含まれている大きいゴミや土砂がこの池で排除され、ポンプ室でくみ上げられた後、最初沈殿池に運ばれます。

大きいゴミや土砂を排除した汚水はゆっくりと流され、小さなゴミや汚泥を底に沈下させます。底にたまった汚泥は汚泥濃縮タンクに送って処理されます。

汚水に空気を吹き込み、かきまわします。この間に微生物が汚物を食物として繁殖し、沈殿しやすいふわふわした海綿状になります。

沈殿しやすい状態になった汚泥と水をここで分離させます。沈殿した汚泥は一部を反応タンクに活性汚泥として戻し、余分な汚泥は汚泥濃縮タンクに送って処理されます。

最終沈殿池から出た上澄み水を砂の層に通して、細かいゴミを取り除きます。

最初沈殿池と最終沈殿池から送りこまれた汚泥を濃縮して、その容積を大幅に減少させます。

汚泥濃縮タンクから送られてきた汚泥に高分子凝集剤を加え、圧縮して水分を取り除きます。脱水された汚泥は水分80%程度の酒カス状となって排出します。

砂ろ過施設からでた処理水に次亜塩素酸ソーダ液で消毒します。

処理され、きれいになった水を浜名湖・浜名川に放流します。