【ふれあいポスト】戦争体験を語り継ぐには

更新日:2019年02月28日

戦争体験を語り継ぐには(ウェブサイト 市内 60代 男性) 2018年6月25日受付

私は昭和33年生まれで、戦争は体験していません。それで我々の世代の仲間と付き合っていても、話の中で戦争に関する話は一切出てきません。負けて悲惨な目に遭った戦争ですので、やはり好んで興味を持つということは難しいと思いました。

しかし戦争体験者の皆さん80歳以上になってしまい、このまま若い人たちが戦争についてほとんど何も知らないでは、さすがに日本の将来の発展を考えていくうえで、大きなマイナス効果だと思うようになりました。

中国人や韓国人はいまだに侵略戦争に抗議しています。この現実を乗り越えるためには、日本の若者が太平洋戦争について何も知らないではまずいと思いました。日本の教育界が自国の歴史認識に対してあまりにも無責任だと思います。今の中学生は日本がアメリカと戦争したことすら知らない子もいますから。

そこで、湖西市だけでなく大空襲のあった浜松市や豊橋市の高齢者の方にお願いして、戦争体験を小学生や中学生、高校生をはじめ50代の人々にも語ってもらえるような機会を設けたり、資料を残すような計画の立案が必要だと思います。

もうすでにそういった試みはあるのかもしれませんが、よろしくお願いします。

回答

ご提案ありがとうございました。平和教育において一番大切なのは、悲惨な戦争を二度と起こさないことです。それが現在に生きる私たちの使命であるとも思います。

小中学校では人権教育を核とした平和教育を行っています。「自他の人権を大切にする態度や行動の育成」を目標に命を大切にし、いじめや暴力を許さないことを指導しています。

平和教育は特定の教科・領域に限らず、あらゆる場面で行うことが考えられます。例えば、国語科の戦争に関する物語教材、社会科の歴史の学習や日本国憲法に込められた戦争放棄の理念の学習等を通して、平和についても学習しています。実際に戦争を体験した方が来校して授業に参加していただき、児童生徒が個別に立てた課題解決のために戦争当時の話を伺うような機会を設定することもあります。

今後も引き続き、人権教育の理念をもとに、このような平和教育を継続していくよう学校に指導、助言をしていきます。

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