湖西市の春の味覚 もちがつお

更新日:2022年04月25日

もちがつお

もちもちの食感が特徴

この地域発祥と言われるもちがつおを知っていますか?
普通のかつおとは全くちがう弾力があり、もちもちの食感が特徴のかつおです。

漁師町である新居町では「もっちー」と呼ばれて、春の訪れを知らせる味覚として親しまれている味です。

もちがつおとは?

そういう種類のかつおがいるわけではなく、この地域独特の方法で処理した本がつおをそう呼びます。漁師さんが釣ってすぐに一本ずつシメて血抜きして冷やすことで、死後も硬くならずにもちもちの状態が数時間だけ続くのです。

名前のとおり、もちもちとした弾力のある食感が特徴です。普通のかつおとは全く食感が違います。新居町の人はにんにく醤油やスライスにんにくと食べる人が多いです。においが気になる方はしょうが醤油でも!

食べられる時期・時間

例年は4月半ばから7月初旬に、新居港や舞阪港で水揚げされます。この時期のかつおは脂を蓄えておいしくなっています。

ただし、毎日とれるわけではなく、水揚げがあるかどうかはその日にならないと分かりません。水揚げがあった日は昼過ぎに競りが行われ、早いところでは15時頃からお店に並びます。当日の晩ごはん時ぐらいまでしかもちもちが続かず、時間が経つとただのかつおになってしまいます。ですから、遠方に出荷することはできず、地元でしか食べられない味なんです。

遠方から家族が帰省するゴールデンウィークには、「地元のものを食べたい・食べさせたい」という人が多く特に需要が高まります。また、「かつお」=「勝男」に結び付け、こどもの日にもちがつおを食べるという人もいます。

もちがつおを食べてみよう!

この地域だけ、決まった季節だけの貴重な味です。その日仕入れがあったお店では「もちがつお」ののぼり旗を出すところが多いです。もし見かけたらぜひ味わってみてください!

自然のものなので、もちもち具合や味には個体差があり、食べてみないと分からないところもあります。そこも含めて、おいしいもちがつおに出会えるのを楽しんでみてください♪


(取材協力:かきとよ商店(新居町) 金秀幸さん、浜名漁業協同組合 監事 徳増隆二さん)

もちがつおを扱っている湖西市のお店

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