「かかりつけ薬局」「おくすり手帳」をつくりましょう!

更新日:2022年02月16日

複数の病気を持つと、受診する医療機関が増え、たくさんの薬を服用することがあります。

薬の数が増えると、管理をするのが難しくなったり、薬同士が相互に影響しあい、薬が効きすぎてしまったり、効かなくなったり、副作用が出やすくなったりすることがあります。

そんな時にあると便利なものが、「かかりつけ薬局」と「おくすり手帳」です。

かかりつけ薬局について

かかりつけ薬局を決めておくと、ひとつの薬局ですべての薬が把握できるので、複数の医療機関から同じ薬が処方されていることに気づいたり、相互作用が起きたりするのを防ぐことができます。ぜひ一箇所「かかりつけ薬局」を持つことをお勧めします。

かかりつけ薬局の役割

〇飲んでいる薬の記録(薬歴※)をつくります。

〇同じような薬が重複していないか、飲み合わせの悪い薬が出されていないかを管理してくれます。

〇薬の飲み方や使い方など、薬に関する情報提供が受けられます。

〇「薬歴」があるので、あなたにあった薬の処方や、薬に関する様々な相談ができます。

※薬歴とは病院の診断録と同じように、薬局で受けた処方せんによる調剤歴を管理する記録です。

おくすり手帳について

おくすり手帳は、あなたが使用する薬の名前や飲む量、回数、日数等を記録する手帳です。

薬の内容が把握できるだけでなく、アレルギー歴や副作用、病歴を記載することで、より安全に治療を受けることができます。おくすり手帳は処方せんを受け付けた薬局でもらえる冊子のものや、スマートフォンで利用できる電子版のおくすり手帳もあるので、使いやすいものを選んで活用しましょう。

おくすり手帳の役割

〇飲み合わせや薬の重複をチェックすることができ、副作用や飲み合わせのリスクを減らすことができます。

〇副作用歴やアレルギー、過去にかかった病気などの情報を伝えることができます。

〇旅行や災害時、急に体調が悪くなった時などに、自分の薬の情報を正確に伝えることができます。

おくすり手帳の使い方

〇おくすり手帳は常に携帯するようにしましょう。

〇病院や医院、歯科医院、薬局に行ったときに毎回提出して、処方された薬の記録をおくすり手帳に記入してもらいましょう。

〇入院される場合も病院に提出しましょう。

〇市販の薬を飲んだ場合も、ご自身で記録をしましょう。

〇おくすり手帳は病院・薬局ごとに分けずに一人一冊で管理しましょう。

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