湖西市内の天然記念物について

更新日:2024年05月01日

天然記念物とは、動物、植物および地質鉱物のうち、学術上の価値が高いものです。湖西市内には、静岡県指定の天然記念物が1件、湖西市指定の天然記念物が2件所在しています。

※このほかにも、国の特別天然記念物(地域を定めず)に指定されている「カモシカ」が目撃されることもあります。

トキワマンサク北限群生地(静岡県指定)

所在地:湖西市神座242
指定年月日:昭和52年12月20日

トキワマンサクはマンサク科に属する常緑の小高木で、本州中部以南のほか、中国中南部からインド北部までの温帯・暖帯に分布しています。
日本国内での自生地は非常に少なく、静岡県湖西市、三重県伊勢市(伊勢神宮)、熊本県荒尾市の3か所に限られています。これら3か所のうち、湖西市のトキワマンサクは最も北に位置しているため、国内における自生地の北限となります。

湖西市の群生地は、約300平方メートルが静岡県の天然記念物に指定されており、斜面に80本ほどのトキワマンサクが自生しています。毎年3月下旬から4月中旬にかけて、長さ2.5センチ程の糸状・乳白色の美しい花が数多く咲きます。

※開花状況はこちらをご確認ください。
https://www.city.kosai.shizuoka.jp/soshikiichiran/kanko/spot/1278.html

トキワマンサク北限群生地(満開時)

トキワマンサクの花弁

東福寺のマキ(湖西市指定天然記念物)

所在地:湖西市新居町浜名593(東福寺境内)
指定年月日:昭和54年3月12日

東福寺境内のマキのうち、仁王門北側に位置する雄株と、東側に位置する雌株の2本が湖西市の天然記念物に指定されています。
雄株は根回り4.8メートル、枝張り17メートル、樹高13メートルの規模があり、雌株は根回り3.6メートル、枝張り17メートル、樹高13メートルの規模があります。
どちらも遠州地域では最大級の規模を誇る、貴重なマキの木です。

東福寺のマキ(雄株)

tofukujimaki2

東福寺のマキ(雌株)

諏訪神社のケヤキ(湖西市指定天然記念物)

諏訪神社のケヤキ

所在地:湖西市新居町新居1379
    (諏訪神社)
指定年月日:昭和54年3月12日

諏訪神社の参道脇に位置しているケヤキの巨木で、諏訪神社の御神木といわれています。根回りは7.5メートル、樹高は16メートルの規模で、樹齢は450年以上であると考えられています。遠州地域の平地では、これに匹敵するケヤキの古木は少ないため、非常に貴重です。

この記事に関するお問い合わせ先

文化観光課 文化係

〒431-0492
静岡県湖西市吉美3268
電話番号:053-576-1140 ファクス番号:053-576-4876
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