湖西市新庁舎建設基本構想を策定しました
このたび、市民の利便性が高く、効率的なより良い庁舎のあり方について現庁舎の課題や問題点を検証するとともに、将来の湖西市を見据えた新たな市庁舎の建設に関する指針となる基本的な考え方を示す新庁舎建設基本構想を策定しました。
現庁舎は平成8年に実施された耐震補強工事により一定の耐震性能を有していますが、昭和49年に建設され、49年が経過していることから、設備機器なども含めた老朽化やバリアフリー化、床面積の不足などに課題があり、市民サービスの利便性が損なわれています。
刻々と変化する社会経済環境の中で、多様化するニーズに対応していくためには、効率的で効果的な質の高い行政サービスの提供が求められ、庁舎はそのサービスを提供する重要な施設です。
湖西市公共施設再配置個別計画では、現庁舎は第2期中(令和3年~令和7年)に周辺の公共施設との複合化を含めた建て替え内容等の方針を決定し、第3期中(令和8年~令和17年)での整備を目指すこととしています。
このことから、平成29年度に解体した市民会館の後継施設との複合化を含めた検討を行うため、平成30年度に「湖西市(新)市民会館等複合施設建設検討市民会議」を開催し、この報告を受けて市役所機能を含めた市民交流複合施設の令和11年4月供用開始に向けた建設事業ロードマップを策定しました。
しかしながら、新型コロナウイルス感染症による社会経済情勢の変化により、整備時期などの見直し(軌道修正)が必要な状況となり、今後の方向性についての意見を交換する「市民交流複合施設関係団体等意見交換会」を開催し、令和3年5月に参加者代表から多様な意見を掲載した報告書が市に提出されました。これを参考に、市民交流複合施設建設事業ロードマップを見直し、新居地域センター改修や給食センター整備、施設の老朽化が進み喫緊の対応が必要である市役所庁舎・防災センター・消防庁舎建替えの後、公共施設再配置個別計画に基づく公共施設全体の再配置状況を鑑みた上で再検討を行うものとし、複合施設の供用開始時期は当面の間延期することとしました。
この見直しを受け、老朽化した湖西市役所庁舎は複合施設の計画と切り離し検討することとなりました。
新庁舎建設については、様々な制約や課題を解決し将来のまちづくりを見据えた全市的な施策として進めることが不可欠であり、今後も市民の皆様の声に耳を傾けながら着実に進めてまいります。
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更新日:2024年06月03日