7月は「青少年の非行・被害防止全国強調月間」です!

更新日:2025年06月25日

次代を担う青少年の育成は、家庭や学校だけでなく、地域が一体となり社会全体で取り組むべき課題です。

夏休みは子どもたちが自然体験やスポーツに親しみ、社会性を身につける良い機会ですが、一方で生活が不規則になったり、開放的な気持ちから非行や犯罪へのリスクが高まる時期でもあります。

青少年を犯罪から守る地域環境づくりの一層の充実と定着を図ることを目的に、学校が夏休みに入る7月を全国で「青少年の非行・被害防止強調月間」と定めています。

湖西市内でも、青少年の非行・被害防止に向けた活動を集中的に実施します。

 

重点課題等は、次のとおりです。

表面的には見えにくい問題も多く、子どもたちもすぐに悩みを相談するわけではありません。

地域の青少年に「日頃からあいさつをする」、「良い行いをほめる」、「頑張っている姿を励ます」ことで、地域の大人が見守っていることを伝えることができます。温かく見守られているという気持ちは、非行や犯罪の防止につながります。

また、地域内で声をかけ合うことにより、互いに防犯意識を高め、犯罪をしにくい環境をつくることができます。

特別なことでなくても、青少年を犯罪から守る地域環境づくりに参加することができます。

みなさまのご協力をお願いします。

 

最重点課題:インターネット利用における子供の性被害等の防止

近年、児童買春、児童ポルノを始めとする児童の性被害が後を絶たず、特にSNSを利用した児童の性被害等については、社会的関心も高くなっています。インターネット利用に係る児童の性被害等を防止するため、フィルタリングの更なる利用促進を図るほか、児童買春、児童ポルノなどのインターネット利用に起因する事犯の取締りを強化します。

また、家庭でのルール作りや情報モラル教育を促進するため、「家族で話そう!!わが家のスマホルール」の普及や「小中学校ネット安全・安心講座」の積極的な開催、コンテンツや利用時間を保護者が管理する「ペアレンタルコントロール」の周知等、児童や保護者等に対するインターネットの適切な利用に関する教育・啓発などの取組を促進します。

重点課題1:有害環境への適切な対応

児童が性的搾取を受けることがないよう、被害事例や相談窓口、被害に遭わないための対処法等について積極的な広報啓発を行うほか、風俗営業所、飲食店等に対し、青少年の福祉を害する違法行為がなされないよう、関係法令の周知徹底を図るなど必要な働きかけを行います。

また、図書やDVD、玩具等の販売店・レンタル店等対象店舗に対して、有害図書類、有害玩具類等の区分陳列、店員が容易に監視できる場所への配置、青少年購入等の禁止掲示、青少年への販売・貸付け等の禁止等について、立入調査等を通じその状況の調査・点検を実施するほか、カラオケボックス、インターネットカフェ等の深夜入場制限対象施設に対しては、午後11時以降翌日午前4時までの間の青少年の入場禁止、その旨の掲示について指導するなど、「静岡県青少年のための良好な環境整備に関する条例」に基づく対策の徹底を指導します。

このほか、酒類・たばこの販売における販売者による年齢確認の徹底を図るなど、20歳未満の者に対する酒類・たばこの販売等の防止に向けた取り組みを関係業界と連携して推進します。

 

重点課題2:薬物乱用対策の推進

学校における薬物乱用防止教室のほか、街頭キャンペーンやイベントの開催など、あらゆる機会を捉え、家庭や地域社会、関係機関が一体となり、薬物乱用の防止に関する指導の充実を図ります。

特に近年、青少年による大麻の乱用拡大が著しいことから、青少年、保護者及び地域の指導者等に対して、大麻、覚醒剤、危険ドラッグ等の薬物乱用の危険性や有害性に関する正しい知識の普及を積極的に推進します。

さらに、繁華街や駅前における街頭補導活動等により、薬物乱用少年の早期発見に努めるとともに、関係機関・団体等によるカウンセリングや相談体制を強化し、再乱用防止対策の充実強化を図ります。

さらに、一般用医薬品の過量服薬については、心と体を傷つける危険な行為であることを啓発するとともに、相談窓口等について周知啓発を図ります。

重点課題3:不良行為及び初発型非行(犯罪)等の防止

少年が非行に陥ったり、犯罪の被害に遭うことのないよう、少年やその家族に対する相談・支援活動等の強化を図ります。また、各市町教育委員会、青少年補導センター、児童相談所、警察(少年サポートセンター)等、様々な青少年相談窓口について周知されるよう、十分な広報活動を行います。

補導活動においては、学校、警察、青少年補導センター等の関係機関や、地域住民、民間ボランティア等が連携して、地域の実情に応じた組織的かつ計画的な活動等を展開します。特に、飲酒・喫煙や深夜はいかいなどの不良行為を行っている少年の早期発見、補導等に努め、的確な助言及び指導等を行います。

盗撮事案については、タブレット端末やスマートフォン等の機器に限らず、その行為が犯罪であり、絶対に行ってはならないことの規範意識を少年に身につけさせるためのモラル教育や学校における非行防止教室の開催等の取組を推進します。

さらに、初発型非行を未然に防止する環境づくりのため、万引きや自動車盗についても同様の取組を推進します。

また、「闇バイト」については、「闇バイトは犯罪である」ことや、犯罪実行役の募集の実態・危険性を伝える広報啓発を行います。

重点課題4:再非行(犯罪)の防止

少年が非行を繰り返さないようにするため、「再販の防止等の推進に関する法律」(平成28年法律第104号)等に基づき、再非行の防止に関する施策の重要性について、県民の理解を深め、その協力を得られるよう広報啓発を推進します。

また、少年一人一人の問題状況に応じて、学校、警察、児童相談所、保護観察所、少年鑑別所(法務少年支援センター)等の関係機関が支援のためのサポートチームを形成するほか、複数の支援ニーズを持つ一人の少年を、その成長に応じて包括的に支える体制づくりなどの取組を一層推進します。

さらに、地域における相談機関相互の連携を強化し、少年や保護者・家庭からの相談に対し、より的確に対応する。

特に民間ボランティア団体、公共職業安定所、更生保護関係機関、矯正施設及び警察等関係機関・団体が連携し、少年の生活が安定するための就労支援・修学支援を一層推進します。

 

重点課題5:重大ないじめ・暴力行為等の問題行動及びその被害への対応

重大ないじめ・暴力行為等の被害に遭っている少年が、一人で悩み・苦しむことのないよう、子どもが安心して思いを打ち明けやすい環境づくりに努めるとともに、スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカー、スクールサポーターなどによる支援の活用を図ります。

また、子どもに対し、様々な大人が関わり適切に見守る体制を構築するため、学校と警察を始めとする関係機関等との連携を強化するとともに、各学校等においては、児童生徒が、周囲の信頼できる大人に相談できるよう、様々なSOSの受け止めに係る相談窓口の校内における周知やPTA等との連携を進めます。

このほか、SNS等における誹謗中傷の書き込み等「インターネット上のいじめ」も含め、重大ないじめ・暴力行為等の問題行動の早期把握や解明に努め、問題行動を起こした少年に対してはその背景や特性に応じた適切な処遇・指導監督を推進するとともに、学校や関係機関からなるサポートチーム等の支援システムを活用しては再発の防止を図ります。

湖西市では「ヤングダイヤルこさい」を開設し、学校、家庭、職場等における悩みごとの相談に応じています。

相談は匿名で行うことができ、ご家族等からの相談も可能です。

相談時間は9時~16時まで、電話番号は次のとおりです。

月・水・金 → 053-576-0770

火・木・土 → 053-577-5116

 

重点課題6:「地域の青少年声掛け運動」の推進

「地域の青少年声掛け運動」は、青少年に周りの大人が積極的にかかわることにより、その健全な育成を支援するもので、青少年が非行に陥りにくい環境を構築する予防的効果とともに、被害防止的効果も期待されることから、保護者をはじめ、広く地域住民に対する広報を積極的に行い、運動の周知と参加者の拡大、活動の定着を図ります。

この記事に関するお問い合わせ先

スポーツ・生涯学習課 生涯学習係

〒431-0431
静岡県湖西市鷲津1293-4
電話番号:053-576-4793 ファクス番号:053-576-1237
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