再確認!!~地震火災を防ぐために~
地震火災を防ぐ15のポイント
地震火災を防ぐためには、家具等の転倒防止、安全装置を備えた火気器具の使用等が重要です。以下の「地震火災を防ぐ15のポイント」を再度見直してみましょう。
地震火災を防ぐ15のポイント
○事前の対策
1 住まいの耐震性を確保する
2 家具等の転倒防止対策(固定)を行う
3 感震ブレーカーを設置する
4 ストーブ等の暖房機器の周辺は整理整頓し、可燃物を近くに置かない
5 住宅用消火器等を設置し、使用方法について確認する
6 住宅用火災警報器(連動型住宅用火災警報器などの付加的な機能を併せ持つ機器)を設置する
7 地震直後の行動(8~10)について平時から玄関等に表示し、避難時に確認できるようにする
○地震直後の行動
8 停電中は電化製品のスイッチを切るとともに、電源プラグをコンセントから抜く
9 石油ストーブやファンヒーターからの油漏れの有無を確認する
10 避難するときはブレーカーを落とす
○地震からしばらくして(電気やガスの復旧、避難からもどったら)
11 ガス機器、電化製品及び石油器具の使用を再開するときは、機器に破損がないこと、近くに燃えやすいものがないことを確認する
12 再通電後は、しばらく電化製品に異常(煙、におい)がないか注意を払う
○その他日頃からの対策
13 自分の地域での地震火災による影響を把握する
14 消防団や自主防災組織等へ参加する
15 地域の防災訓練へ参加するなどし、発災時の対応要領の習熟を図る
通電火災対策
通電火災とは、停電後、停電が復旧した際の再通電時に発生が懸念される火災を言います。
○主な要因
(地震発生時)
・転倒した家具の下敷きになり損傷した配線などに再通電し、発熱発火する。
・落下したカーテンや洗濯物といった可燃物がヒーターに接触した状態で再通電し、着火する。
・転倒したヒーターや照明器具(白熱灯など)が可燃物に接触した状態で再通電し、着火する。
・水槽が転倒し露出した観賞魚用ヒーターに再通電し、周囲の可燃物に着火する。
・再通電時に発生した電気的火花により、漏れ出たガスに引火・爆発する。
(風水害発生時)
・家屋への浸水や雨漏りによる、電化製品の基板等の損傷により、再通電時にショートが生じ発火する。
・コンセントに水分が付着し、再通電時にトラッキングが生じ発火する。
○主な対策
(停電時・避難時の対応)
・停電中は電化製品のスイッチを切るとともに、電源プラグをコンセントから抜く。
・停電中に自宅から離れる際は、ブレーカーを落とす。
※平時から忘れないよう、玄関ドアに「避難時ブレーカー断」等の表示をしておく。
(停電復旧時の対応)
・給電が再開されたら、浸水などにより電化製品が破損していないか、配線やコードが損傷していないか、燃えやすいものが近くにないかなど、十分に安全を確認してから電化製品を使用する。
・建物や電化製品等には外見上の損傷がなくとも、壁内の配線の損傷や電化製品内部の故障により、再通電後、長時間経過したのち火災に至ることがあるため、煙の発生やにおいなどの異常を発見した際は直ちにブレーカーを落とし、消防機関に連絡する。
・浸水等により一度水に濡れた電化製品は使用しない。
(日頃からの備え)
・住宅用分電盤の機能充実
漏電ブレーカー:漏電を検知し電気の供給を遮断する機器
コード短絡保護機能:配線の損傷や短絡を検出し電気を自動で遮断する機能
・感震ブレーカーの設置
- この記事に関するお問い合わせ先
- みなさまのご意見をお聞かせください
-
更新日:2024年01月12日